2025年末以降、VKはドメインを.ruに移行し、サイトへのログイン用アプリケーションも変更されました。設定では、Mail.ruおよびOKの認証連携も追加可能になりました。以下では、これらの変更に伴う法的意義のある点を解説します。
1. 3営業日以内に書類を提出する義務
該当箇所:
- PDF(オドンクラシキ):第3.3.1項
- テキスト契約(Mail.ru):第3.3.1項
「会社が請求を受ける日から3営業日以内に、アプリケーション登録時にパートナーが提供した情報を証明する適切に認証された書類のコピーを提出すること。」
実務上の意味:
- アプリケーション登録(例:ここ)時に、以下のような情報を入力します:
- 個人の場合:氏名、パスポート情報、連絡先情報。
- 法人の場合:名称、ОГРН/ИНН、住所など。
- VK/Mail.ruがデータの確認を要求した場合(例:詐欺の疑い、大量登録、ルール違反など)、3営業日以内に書類のスキャンを送信しなければなりません(パスポート、EGRYULの抽出、委任状など)。
- リスク:履行しない場合 → APIおよびOAuthへのアクセスが一方的に停止またはブロックされます(両契約第3.2.2項)。事前通知なしで、事後通知のみとなります。
推奨:
- 事前に書類のセットを準備してください。
- アプリケーション登録時に最新かつ検証可能なデータを入力してください。そうでないと、確認要求はほぼ避けられません。
2. ユーザーの個人データの送信に明示的な同意を得る義務
該当箇所:
- OK PDF:第3.3.4項
- Mail.ru:第3.3.4項
パートナーは、ユーザーのデータを会社のサービスから転送する際、以下を明示的に取得しなければなりません:
- 取得するデータの範囲(メールアドレス、名前、プロフィール画像など)
- データ処理の目的
- プライバシーポリシーへのリンク
重要:
- ユーザーが「OK/Mail.ruでログイン」をクリックしたとしても、自動的にデータを転送することはできません。明示的な同意が必要です。
- 同意は、ログインボタンの前にまたは同時に、明確な文言で表示する必要があります。例:
*「私は、オドンクラシキ/Mail.ruから私のデータ(名前、メールアドレス、プロフィール画像)をexample.comサイトへのログインおよび処理の目的に使用する同意します。プライバシーポリシー」」
- 不要なデータの取得は禁止(第3.3.5項):例として、認証に必要ない誕生日を要求することはできません。
3. ロゴ、ボタン、UI要素のカスタマイズ禁止
該当箇所:
- OK:第3.3.3項
- Mail.ru:第3.3.3項
禁止事項:
- ロゴ(「OKでログイン」→「高速ログイン」などに名前を変更しない)
- OK/Mail.ruへのリンクを削除しない
- 非公式のボタンや画像を使用しない
対応方法:
- いつでも公式のUIキットとボタンを使用してください。公式ドキュメントから提供されます:
4. ユーザーのデータの使用制限
該当箇所:
- OK:第3.3.6項
- Mail.ru:第3.3.6項
禁止事項:
- OAuth経由で取得したユーザーのデータ(メールアドレス、名前など)を認証以外の目的で保存・処理・第三者に転送しない(契約に明記されていない場合)
- メール配信、分析、広告プロファイルなどに使用する場合、追加の同意が必要。
リスク例:
OAuthで取得したメールアドレスをすぐに配信リストに追加した場合 → 違反。
対応方法:
- 明確に分けてください:
- 認証用データ(ログインのみ)
- 追加利用データ(メール配信、プロフィールなど)→ 別途同意を得て収集する必要があります。
5. 契約は「現行のまま」で、保証・責任なし
該当箇所:
- OK:第5.1項
- Mail.ru:第3.2.3項
「会社はサービスの継続的動作を保証せず、障害、漏洩、ブロックなどの責任を負いません。」
対応策:
- OAuthを唯一のログイン手段としないでください。常にバックアップ手段(例:メールアドレス+パスワード)を用意してください。
- UIで表示してください:
「OKによるログインが一時的に利用できません。後で試していただくか、他の方法をご利用ください。」
結論:緊急対応が必要な重要なポイント
| 1 | 書類の提出 | 請求後3営業日以内 | API/OAuthの停止・ブロック |
| 2 | ユーザーの同意取得 | 認証前に必須 | ФЗ-152違反による罰則・ユーザーからの苦情によるブロック |
| 3 | 公式UIの使用 | 即時対応 | アプリケーションの認可拒否 |
| 4 | 認証外データの使用 | 継続的対応 | ブロック+規制機関からの苦情 |
| 5 | 公式ガイドラインの遵守 | 継続的対応 | 事前通知なしでの停止リスク |